おせち料理とお正月の食卓

おせち料理といえば、蒲鉾、伊達巻、栗きんとん、黒豆といった食材やお重詰めをイメージされる方が多くいらっしゃるかと思いますが、近年は洋風化が進み、肉料理や揚げ物など、家族が好きな料理を定番のおせち料理といっしょに用意する家庭が増えています。

またお重詰めばかりでなく、ワンプレートのオードブル風など、盛り付けスタイルも変化に富んできていますし、SNSで映えるおせちが話題になったりしています。

 

時代に合わせて変化しながらも、おせち料理はずっと日本のお正月の食卓を飾ってきました。

日本のお正月になくてはならないものとして受け継がれてきたおせち料理は、いつ、どのようにはじまり、どのような思いが込められているのでしょうか。

また、近年のおせちのトレンドにはどのような変化が見られるのでしょうか。

 

 

おせち料理のルーツは?

 おせち料理はもともと、お正月だけのものではありませんでした。

平安時代、宮中では、元旦や節供などの大切な節日を祝うため、食べものを神様にお供えし、それを「御節供(おせちく)」といいました。

 

庶民には縁遠いものでしたが、やがて、江戸時代になって節供の料理が一般大衆に広がると、節日の中で正月が最も重要だということで、「おせち料理」といえば正月の料理をさすようになりました。

 

 

おせち料理は家族の繁栄を願う縁起物の料理

お正月は、五穀豊穣を司る年神様を家々にお迎えし、新年の幸福を授けていただく行事。

おせち料理は年神様をおもてなしする料理ですから、五穀豊穣、家族の安全と健康、子孫繁栄などの祈りを込めた海の幸、山の幸がたくさん盛り込まれています。

 

伝統的なおせち料理に、それぞれめでたいいわれがあるのもそのためです。

例えば、栗きんとんは黄金色に輝く財宝にたとえ、豊かな1年を願う料理。栗は勝ち栗と言い縁起が良いものとされてきました。

「おせち料理のいわれ」はこちらをご覧ください。

 

 

近年は、家族が好きな料理を取り入れる傾向

もともとは収穫物の報告や感謝の意を込め、その土地でとれたものをお供えしていましたが、暮らしや食文化が豊かになるに従って山海の幸を盛り込んだごちそうとなり、現在のおせちの原型ができました。

 

近年は、家族が食べたいもの、おいしく食べてくれるものを用意する家庭が増える傾向にあり、若い人や子どもが好む肉料理や、洋風のおせちが人気となってきました。

ローストビーフやハム、スモークサーモンやチーズなど、洋風の食材が定番のおせち料理といっしょに食卓に登場するのも今では当たり前となっており、子どもが好きなものや、家族が好んで食べるものを取り入れてお正月のごちそうにする家庭が増えているようです。

 

また、定番のおせち料理の食材に少し手を加えて、家族好みにアレンジする方も増えています。

下の写真は黒豆の洋風アレンジで、黒豆とマスカルポーネチーズとの相性の良さが楽しめます。

意外かも知れませんが、和洋の味の組み合わせが良く合います。

 

 

おせち料理を重箱に詰める理由

 重箱に美しく詰められたおせち料理が食卓に並ぶと、お正月気分も一気に盛り上がりますね。

もともとおせち料理は、作り置きできるものが中心でした。

かまどの神様を休ませるため、正月三が日はおせち料理を食べたからです。

そのため、保存が利く料理を重箱に詰めておいたのです。

 

また、保存しやすいという理由のほかにも、こんな理由があるようです。

・重箱を重ねることが「福を重ねる」「めでたさが重なる」という意味につながる。
・昔は祝い肴※を「喰積(くいつみ)」と呼び、お重詰めにしていたことに由来。
・年賀に来るお客様にも振る舞いやすい。

※祝い肴

祝い肴は祝い膳で用いる酒の肴で、おせちに欠かせない三種の祝い肴を「三つ肴」といい、関東では「数の子、黒豆、田作り」、関西では「数の子、黒豆、たたきごぼう」を用います。

 

最近は、通信販売のおせち料理を利用する方も増加しています。

通信販売のおせちは美しく盛りつけられた重箱入りがほとんどで、少人数向けのものから三段以上の豪華なものまでたくさん出回っています。

 

和風から洋風、中華風まで、選ぶ楽しさもあり人気が高まっています。

紀文でも大人からお子様までお楽しみいただける「おせち詰合せ/ディズニー」が人気です!

 

 

手軽で華やかな皿盛りが人気

通信販売のお重詰めが人気となる一方で、家庭で準備するおせちは「ワンプレート」という形式も一般的になってきました。

重箱がないからというだけでなく、盛り付けのバリエーションが広がったと考えられます。

 

和食器だけでなく、洋食器やガラス器を使うなど器にこだわったり、プチプラグッズも活用してかわいらしく演出したり、おいしさだけでなく、お正月らしい華やかさを手軽に楽しむ方が増えています。

SNSの利用が一般的になりつつある昨今、見た目も楽しく、おいしそうなおせちが並んだ食卓は写真映えもしますね。

 

「家族でつくろう!お正月プロジェクト」サイトでも、これから盛り付けのアイデアやヒントを順次ご紹介していきますので、お楽しみに!

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